今回は、才能発掘診断の「イマジネーター」タイプのご紹介です。
目次
才能発掘診断とは
才能発掘診断は、Gifted Gazeが提供する、子どもの個性や才能を発掘する診断アプリケーションです。
親御さんがお子さんについての約100問の質問に答えて、もともと持っている知能特性と非認知能力を推測することができます。
本記事では、才能発掘診断により大分類された9つのキャラクターの1つ、「イマジネーター」タイプについて解説していきます。
才能発掘診断のキャラクターは知能バランスと非認知能力によって800通り以上の結果があります。そのため、この9つのキャラクターはあくまでも大分類である点ご留意ください。
イマジネータータイプとは
概要
このタイプは、空間認識の潜在能力が高いです。
空間自体や、空間の中に含まれるものを的確に認識したり、その認識を自由に転換させたりすることができます。
色・線・姿・形・距離・場所などの要素やそれぞれを組み合わせたものにも感受性も豊かでしょう。
絵や設計図を書いたり、絵や図を見たときに一瞬で細部まで感覚的に理解できてしまうこともあります。
感覚的・抽象的に物事を捉えることができるため、理由を問われても説明することができないこともあります。
多重知能理論(MI理論)
ハワード・ガードナーの多重知能理論(MI理論)の中では、空間把握知能と呼ばれる知能が高いタイプです。
空間把握知能(spatial)は、彫刻家、建築家、外科医などに見られる、立体パズル、彫刻、星を頼りに航海をしたりする、われわれの三次元の空間世界の現実の知覚認識や心的イメージに対する能力である。
「ハワード・ガードナーの多元的知能理論(MI理論)および芸術的知能概念の教育実践における意義」(池内 慈朗)P17抜粋
イマジネータータイプの著名人
・スティーブ・ジョブズ:アップル社の共同創設者。彼の製品デザインにおける空間認識能力は、テクノロジーと芸術の融合を体現しています。
・夏目漱石:小説家。彼の作品には、風景や空間の描写が巧みに用いられており、読者に強い視覚的印象を与えています。
・レオナルド・ダ・ヴィンチ:芸術家、科学者、発明家として、彼の視覚的・空間的才能は非常に高く評価されています。
・フランク・ロイド・ライト:現代建築の父とされる建築家で、空間を巧みに扱った建築作品で知られています。
・パブロ・ピカソ: 抽象的な空間表現で知られる画家で、立体派を代表する芸術家です。
・マリー・キュリー:物理学者、化学者。放射性物質の研究において、実験の設計や観察に空間的知能が活用されていました。
歴史上の実績や功績、公開情報などからこの知能が特質であると推測された著名人であり、実際に「才能発掘診断」による診断を行ったわけではありません。
イマジネータータイプの学び方のヒント
概要
色や明るさ、対比などの視覚的な要素にとても敏感で、絵やイメージを使って情報や概念を理解するのが得意です。
視覚情報を多用して学ぶことが、効果的な学習方法です。
具体的なサポート案
- 図や絵、リストで表現することがおすすめです。ホワイトボードを使ってアイデアを描いたり、学んだことを色を使って重要なポイントを強調したりすることが、理解を深めるのに役立ちます。学習計画を立てる際には、To Doリストを作成するなど、目標を視覚的に示すことが有効です。
- 指示する際も視覚的な要素を取り入れるのも良い方法です。聴覚的な指示だけでなく、視覚的な要素を取り入れることで学習効果を高めることができます。例えば、授業の説明を図解したり、大事なポイントをカラフルなマーカーでノートに書き出したりすると良いでしょう。
- ビジュアルツールを活用することも有用です。アイデアや概念を理解する際にはホワイトボードやシンプルなパワーポイント、Canvaなどのを活用すると良いでしょう。手軽であることと、簡単に変更やカスタマイズができることがポイントです。重要なアイデアを描き出し、それらをカテゴリーやサブカテゴリーに整理することで、情報を体系的に捉えることもできます。ノートやメモを使う際には、インデントや箇条書きを活用して大きな概念と特定の概念との関連を視覚的に明確にすると効果的です。これにより、情報の構造が分かりやすくなり、学習効率が向上します。言葉を記号で置き換えたり、記号と概念を関連付けることも視覚的サポートとなり、読み書きのスピードを向上させるのに役立ちます。
- ドキュメンタリーを視聴することも、学習の興味や関心を高め、情報の吸収を助ける良い方法です。講義スタイルのみでは集中力が落ちやすい場合は、教科書の代わりにドキュメンタリーを活用するのも良いでしょう。
- アイデアや学習内容を書き出す際に明るい色を使用することも効果的です。共通のテーマに同じ色を割り当てることで、色と用語を関連付け、複雑で抽象的な情報をより鮮明に記憶しやすくなります。
- 比較的完璧主義者で、静かな環境で学ぶことを好む傾向があります。騒がしい環境では集中しにくいかもしれませんので、静かで落ち着いた場所での学習が適しているでしょう。
- 相手のボディーランゲージや表情を見て理解することが得意なので、対面でのコミュニケーションを重視すると良いでしょう。
これらの方法を取り入れることで、視覚的なツールを活用して情報を効果的に整理し、理解を深めることができるでしょう。
直感的な理解をサポートし、楽しい学習体験を提供してあげてください。
イマジネータータイプかどうか調べる
才能発掘診断は、Gifted Gazeが提供する、子どもの才能や特性を発掘する診断テストです。
親御さんがお子さんについての約100問の質問に答えて、「多重知能理論」(「MI理論」)に基づいた知能特性と、非認知能力を推測することができます。
才能発掘診断で、お子さんの個性や才能を見つけてみましょう。