【多重知能理論】言葉の力で輝く「ヴァーヴァリスト」タイプ

今回は、才能発掘診断の「ヴァーヴァリスト」タイプのご紹介です。

『才能発掘診断』は、Gifted Gazeが提供する、子どもの個性や才能を発掘する診断テストです。

親御さんがお子さんについての質問に答えて、お子さんがもともと持っている才能と非認知能力を推測することができます。

この記事では、才能発掘診断により大分類された9つのキャラクターの1つ「ヴァーヴァリスト」タイプについて解説していきます。

ヴァーヴァリストの特性を持つ子どもは、将来どんな職業が適しているのかもご紹介していますのでぜひ最後まで読んでみてください。

『才能発掘診断』は、「多重知能理論(MI理論)」と「ビッグ・ファイブ」理論に基づき、子どもの個性と才能を科学的に発掘する診断システムです。

もともと持っているその人の知能特性と非認知能力を推測することができます。

ヴァーヴァリスト

ヴァーヴァリストタイプは、言語的な潜在能力に優れた特性を持ちます。

  • 言語を通じた学習に対する自然な親和性
  • 話し言葉や文字言語に対する卓越した感受性
  • 言葉を効果的に活用し、表現する高い能力
  • 論理的かつ説得力のあるコミュニケーション力

ハワード・ガードナー博士が提唱した多重知能理論(MI理論)では、言語的知能が特に発達したタイプに分類されます。

言語的知能(linguistic)は、詩人、小説家、ジャーナリスト、翻訳家に見られるような、言語のドメインでの、語音、語調。単語の意味、単語の違った用いられ方などの機能に対する感受性や詩や小説を書く能力をさす。

「ハワード・ガードナーの多元的知能理論(MI理論)および芸術的知能概念の教育実践における意義」(池内 慈朗)P17抜粋

では、世界の偉人ではどんな人がヴァーヴァリストタイプだったのでしょうか?

公開情報や史実を元に、才能発掘診断でタイプを分析してみました。

アブラハム・リンカーン

アメリカ合衆国の第16代大統領。彼の演説や書簡は言語的表現の優れた例であり、特にゲティスバーグ演説は高く評価されています。

坂本龍馬

幕末の志士。彼の手紙や書簡は、独特の表現力と説得力を持ち、歴史的にも重要な文書とされています。

マーガレット・サッチャー

イギリスの元首相。彼女の政治的な演説は、言語の力強さと明快さで知られています。

ウィリアム・シェイクスピア

英文学史上最も偉大な劇作家であり、彼の作品は言語の優れた使用で知られています。

言語的知能が高いヴァーヴァリストタイプは、言葉の扱い方や構造理解に長け、感情や論理を言語化する能力が際立ちます。

この特性は多くの分野で強みになります。以下は、その能力を活かしやすい職業と理由です。

  • 作家・小説家・詩人
    :言語的知能が高いため、言葉の響きやニュアンスに敏感で、感情や情景を読者に鮮やかに伝えられるでしょう。
  • ジャーナリスト・編集者
    :情報を収集し、正確かつわかりやすく文章化する力があるため、事実を構造化して伝える論理性と、読者を惹きつける表現力の両方が活かせるでしょう。
  • 弁護士・法廷弁護士
    :法律の解釈や主張を相手に納得させるためには、論理的かつ説得力のある話術が欠かせません。議論を構築し、相手の反論を想定して言葉を組み立てられる能力は大きな武器になります。
  • 広報・PR・広告コピーライター
    :商品の魅力や企業イメージを言葉で形作る仕事です。限られた文字数や時間でメッセージを届けるため、言葉の選び方や感情への訴求力が大切になります。
  • 脚本家・劇作家
    :登場人物の会話や物語構造を通して感情を描く仕事です。観客や視聴者を引き込むためには、リアルで魅力的なセリフ作りが欠かせません。

今度は学習スタイルについてご紹介します。

ヴァーヴァリストタイプは、以下の学習特性を持ちます。

読み書きへの自然な親和性

文字を通じた学習に対する本能的な適性。言葉を聞いたり話したりすることを通じて、物事をより効果的に学ぶことが得意です。

聴覚・言語情報処理の優位性

話し言葉や文章から効率的に情報を吸収します。

言語的説明への高い理解力

視覚的情報よりも言葉による説明を好む傾向があります。

以上のように、視覚的な情報よりも、言葉による情報の方が理解しやすい傾向があります。

絵や図ではなく、話し言葉や文章で説明された方が学びやすいでしょう。

家庭での学習や学校での授業も、言葉を中心にしたアプローチを取ることをお勧めします。


1. ディベートやディスカッション

言葉を積極的に使い、語彙や表現力を伸ばしましょう。他人とのコミュニケーションを通じて学び、自分の感情や意見を言葉で表現する練習をするとこの分野の才能がより伸びていきます。

2. 音声やオブジェクトを活用する

スペルや数学の方程式を覚えるなど、情報の視覚化が難しい場合があるので、音声を使った学習アプリを使ったり、数学は数字が書かれたブロックなどオブジェクトを使って数えたりする方法で学んだりすると良いでしょう。

3. 音と意味の結びつきを強化する

単語リストを使用する際には、話し言葉のリズムを作り出し、その音と意味を一緒に覚えることで、記憶力の向上に有用です。

4. 言葉や文章構造の複雑さに触れる

読書感想文の作成や文章編集ツールを活用することがおすすめです。自分の言葉で考えを表現するスキルを養い、より深く内容を理解することができます。

言葉を通して学ぶ楽しさを知り、さらに多くのことを吸収できるように、一緒にサポートしていきましょう。

言葉を使った学びは、ヴァーヴァリストタイプにとって効果的な方法ですから、その才能を大切に育てていってください。

才能発掘診断は、Gifted Gazeが提供する、子どもの才能や特性を発掘する診断テストです。

親御さんがお子さんについての質問に答えて、「多重知能理論」(「MI理論」)に基づいた知能特性と、非認知能力を推測することができます。

才能発掘診断で、お子さんの個性や才能を見つけてみましょう。

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