「子どもが勉強したがらない」
「子どもが友達とうまくいかない」
「ゲームやテレビをやめられない」
保護者の皆さまは、このようなお悩みを持っていませんか?
子育て相談というと6歳くらいまでの未就学児をイメージしたり、臨床心理士や公認心理師に相談となると発達障害や精神疾患を持っている人だけと考える人も少なくありません。
しかし、小学生の子どもだからこその悩みはありますよね、
そして心理士(師)とは、困っていたり悩んでいたりする「すべての人」に対して相談援助を行うのが仕事です。
本当はもっと身近なものなのですよ。
今回は、臨床心理士・公認心理師である筆者が、子育て相談について解説します。
この記事を書いた専門家

いけや さき
公認心理師、臨床心理士
精神科病院、療育施設、心療内科・児童精神科クリニックなど主に医療と福祉領域にて心理士として従事。発達障害の子どもたちや保護者、女性のメンタルヘルス等のサポートを行いながら、webライターとしても活動中。
子育て・育児の相談は誰にしてる?
小学生(学齢期)の子どもを持つ親は、子育ての悩みを誰に相談しているのでしょうか?
たとえば、すぐに話しやすい相手なら次のような人たちが思い浮かぶかもしれません。
・夫
・実家、義実家
・ママ友、友人
・自分のきょうだい
しかし、近しい存在だからこそ相談しにくいこともあったり、相談しても思ったような反応が得られなかった経験もあるのではないでしょうか。
不登校に関する相談なら学校、発達障害の治療や診断に関する相談であれば病院などがイメージしやすいですが、それ以外の子育て相談ではどうしたらいいのかわからないですよね。
小学生の子どもに関するよくある悩み
子どもが幼稚園や保育園の頃とは違う苦労が、小学生の子育てにはあります。
子どもの変化も大きい時期ですので、各年齢に合わせて悩むことや困ることもたくさんあるでしょう。
たとえば、こんなことに悩んでいませんか?
・勉強したがらない
・宿題をやらない、嫌がる
・友達とうまくいかない、友達ができない
・なかなか寝ない
・朝起きられない
・ゲームやテレビをやめられない
・元気がないが何も話してくれない
・SNSで知らない人たちと繋がっている
・言葉遣いが悪くなってしまった
・整理整頓や片づけが苦手
・気分の浮き沈みがある
・感情的になりやすい
これらは、どこに相談したらいいかわからないし、そもそも相談せずに親が解決すべきものと捉えてしまっている方もいるかもしれません。
でも実はこれらの相談内容はすべて、臨床心理士・公認心理師に相談できる内容なのです。
もっと気軽に臨床心理士に子育て相談しよう
臨床心理士・公認心理師といえば、「スクールカウンセラー」「メンタル面や精神疾患の専門家」「発達障害の子育て相談」というイメージが大きいかもしれません。
臨床心理士や公認心理師は「こころの専門家」であり、心は私たちの生活のどのような場面にも関連するものです。
「このくらいのことで専門家に相談なんて…」と考える必要はありません。
次のような考えが少しでもよぎった方は、一度相談してみてください。
・相談するか悩んだとき
・誰かに話を聴いてほしいとき
・専門家の意見が聞きたいとき
悩み事が蓄積されて、もっと悩んでしまう前に一度でも専門家に相談できるといいでしょう。
相談するか悩んだとき
「誰にも相談できなかった」
「子育ての仕方が悪いのかと思っていた」
「周りに理解してもらえなかった」
やっとの思いで相談に来た親御さんがよくおっしゃられる言葉です。
どこの家庭も悩んでいて、子どものことは自分たちだけで解決しなきゃいけないと思っていませんか?
でもきっと「どうしよう」「誰かに相談したい」と思った瞬間もあるはずです。
そのような時こそ、臨床心理士や公認心理師に子育て相談をするタイミングです。
誰かに話を聴いてほしいとき
アドバイスや助言よりも「頭の中を整理したい」「とにかく聞いてほしい」といった場合も、臨床心理士や公認心理師に子育て相談するタイミングです。
ご主人やご家族、ママ友などに話すときと、臨床心理士や公認心理師に話す場合の違いは、否定や批判をしたり価値観を伝えてくることがないこと。
たとえば、ママ友に相談する場合は気軽に話せるメリットはありますが、「うちもそんなもんだよ」「うちの方がもっと大変だよ」という話になってしまうこともあります。
このような会話自体は、友達や家族同士であれば不自然ではないですが、悩んでいたことを聴いてもらえた感覚にはなりにくいです。
誰かに話を聴いてほしいときも、臨床心理士や公認心理師に相談するタイミングです。
専門家の意見が聞きたいとき
「話を聴いてほしい」というニーズではなく、「専門家の意見を取り入れたい」という場合にも臨床心理士や公認心理師への相談がおすすめです。
臨床心理士や公認心理師の子育て相談は、発達障害や心の病気、不登校児童生徒のためだけのものではありません。
どんな方も対象となります。
臨床心理士や公認心理師は、カウンセラーの個人的な価値観に基づいたアドバイスではなく、心理学的な理論や皆さんの相談内容、親御さんや子どもの心理状況に合わせた意見や提案を伝えてくれます。
育児本などに書いてあることを実践するのとは違い、皆さんの相談内容に合わせた見解なので、今後の自分が行うべき行動が見えてきやすくなります。
臨床心理士に子育て相談するメリット
子育て相談先は臨床心理士や公認心理師以外も選択肢はあります。
臨床心理士や公認心理師に子育て相談をするメリットは次の5つです。
・カタルシス効果(浄化作用)を得られる
・客観的に状態を把握できる
・悩みを言語化して整理できる
・対話を通して気づきを得られる
・問題解決のヒントや対処法を知れる
ご家族や友人に話すのとは異なり、臨床心理士や公認心理師は「相談者(子育て相談の場合なら保護者)が主役である」「専門的な知識に基づいた提案をしてくれる」という前提で話を聴きます。
家族や友人に話したとき、「わかる!」と共感してもらえることもあれば「うちの子はこうだけど」「普通ならこうしない?」と相手の価値観で意見を言われた経験はありませんか?
臨床心理士や公認心理師に子育て相談するメリットは、安心や安全な状態で、普段の会話だけでは得られない話ができることです。
臨床心理士はどこにいるの?
臨床心理士や公認心理師に子育て相談する場合、どんなところへ行けばいいのでしょうか?
たとえば、次のような場所に臨床心理士や公認心理師はいます。
・学校
・病院、クリニック
・自治体の相談場所
・私設の相談室
・オンライン相談
特に日々の暮らしのなかで、どのように子どもと関わるかなどを相談したい場合は私設の相談室やオンライン相談がおすすめです。
しかし、私設の相談室はどこの地域にでもあるわけではありません。
Gifted Gazeでは、遠方の人だけでなく、もっと気軽に相談したい方のために心理師によるオンライン相談を実施しています。
相談時の活用法・留意点
子育て相談やカウンセリングを受けるための正しい受け方は存在しません。
しかし、より一層効果的な時間にするためにも次のポイントを意識できるといいでしょう。
・目的を明確にする
・うまく話そうとしない
・無理のない頻度で受ける
・解決してもらおうと受け身にならない
子育て相談やカウンセリングにおける「目的」とは、「○○できるようになりたい」という特定のものもあれば、「どうしたらいいかわからない」という漠然としたものでも大丈夫です。
ただし、目的は必須のものではなく、より効果的な相談時間にする際にあったらいいものなので、気にせずに一度受けてみてくださいね。
また、臨床心理士や公認心理師はプロですが、すべてを解決する存在ではありません。
必要に応じて客観的視点から提案をさせていただきながら、一緒に考えていきましょう。
誰に子育て相談するか迷ったらGifted Gazeへ
こどものこと、一人でがんばっていませんか?
パートナーや両親、友人などに相談している人もそうではない人も、一度専門家に話してみましょう。
Gifted Gazeでは、経験豊富な臨床心理士や公認心理師が子育て相談にオンライン相談で対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。